信託銀行を活用するために知っておきたいこれだけのこと

一般の銀行と信託銀行の違うところは?

信託銀行も銀行という名称が付いているのですから、当然、銀行の一種であることに変わりはありません。しかし、通常の銀行と違って、信託銀行は銀行業務だけではなくて信託業務も行っている銀行のことです。まず銀行業務というのは、お客様からお金を預かる預金業務が広く一般的に知られています。次に貸出業務も認知度が高いでしょう。それ以外にもあまり知られてはいませんが、為替業務や各種の付随業務があります。

一方、信託業務というのは、金銭の信託をはじめ有価証券や金銭債権の信託、動産・不動産の信託などがあります。信託というのは、文字通り信じて託すことです。信託についての詳しい内容は、「信託法」という法律によって定められていますが、一言で言えば「依頼者の代わりに、その財産を管理する仕事」のことです。

また、広義の信託業務の中には併設業務というものもあります。たとえば不動産の売買仲介や鑑定などを行う不動産関連業務、株主名簿管理などを行う証券代行業務、そして遺言の執行や遺産の整理などを行う相続関連業務などです。つまり併設業務というのは、財産の管理や処分などに関連した各種のサービスを提供する業務のことを言います。

なお、信託銀行におけるディスクロージャーには三つの種類があります。一つ目は会社法に基づいたディスクロージャー、二つ目は銀行法に基づいたもの、そして三つ目は金融商品取引法に基づいたものです。ディスクロージャーは信託銀行選びの際には参考の一つになりますので、サッと目を通すと良いのではないかと思います。