西日本シティ銀行はどんな銀行なのか?

西日本シティ銀行の歴史

西日本シティ銀行は、福岡県福岡市に本拠地を置く銀行です。西日本シティ銀行は2004年10月1日に、地方銀行だった西日本銀行と第二地方銀行であった福岡シティ銀行、福岡県に本拠地を置く2つの銀行が合併して発足した、比較的歴史の浅い銀行です。でも、それぞれの合併母体となっている銀行はさまざまな歴史を背負っています。

西日本シティ銀行では、コーポレートスローガンである「ココロがある。コタエがある。」を標榜し、福岡県内だけではなく、近隣の山口県内であったり、佐賀県や大分県(豊前地方)に至るエリアに向かって顧客の獲得を目指しているように、意欲的な経営スタイルをとっています。

ちなみに福岡県には、強大なライバルといえる福岡銀行が存在しています。2つの銀行が合併して西日本シティ銀行になったことにより、それぞれの銀行が所有している総資産を比較してみると、合併当時(2004年10月時点)の総資産で、福岡銀行が7兆750億円を有しているのに対し、西日本シティ銀行の総資産額は6兆5293億円となり、福岡銀行と同等の規模を有するようになりました。

西日本シティ銀行が合併に至った経緯には、不良債権問題がありました。合併直後の自己資本比率を比較してみると、福岡銀行が9.38%であるのに対して、西日本シティ銀行の自己資本比率は7.24%であり、同時に自己資本の中に占めている不良債権比率は9.38%となっていたのです。このように不良債権の処理に頭を抱えていた2つの銀行が互いの資本力強化を図るために合併し、同時に公的資金の導入も受けるような状態でした。

しかし、公的資金は2010年7月にすべて完済し終え、不良債権処理もようやく終わり、地元重視の経営スタイルを貫く「攻め」の姿勢をとれるようになりました。これからは顧客の増加はもちろん、投資家などの新しい客層の獲得を目指していく予定です。